まーだだよ

「もういいかい?」「もういいよ」と 垣根に身を潜めた
ざわめく声にあわせ 落ち葉散らす足音

もうどれくらい 待っているだろう?
そんなに遠くないよ? 僕はここだよ‥

「もういいよ もういいよ」と 何度叫んでみても
夕暮れに声も消えて 気付けば独りぼっち

もうどれくらい 待っているだろう?
僕を見つけてくれた あの日の声を

春風頬をなでる 冷えた都会の隅で
悲しみ削り落とし 空に埋めて願うよ
ほんの少し勇気を
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