向日葵

トーストの焦げる匂いで
目覚めた朝が懐かしい
カーテンの隙間からもれる光は
君の手のひらの様だよ

牛乳瓶に向日葵をさして
笑顔の君に届ける
僕達、二度と会えないだなんて
なんだか笑っちゃうね

紅茶を一口飲まないと
この頃は目が目が覚めない
朝食を焦がしてしまう僕を
君は笑っているのかな

君のいる写真立ては朝を反射する
僕達、二度と会えないだなんて
なんだか…

焦げた目玉焼きを食べながら
君のいないことを思い出したよ
君は最期まで涙を見せなかったけど
思わず僕は
泣いてしまったよ
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