いつもの駅のホーム
ベンチに腰掛けて 君の帰りを待っているよ
昨日の夜の声がどうも気になって
あの時泣いていたんでしょう?

だいたい何かあった時ばかり
連絡してくるくせに『平気だよ』とか言う
気付いてない訳が無いだろう
何年君を 君だけを見てきたと思ってるんだ

淋しいって素直に言えない君を
こうして待つのはいつだって僕さ
約束はしてないけれど
きっと二人 ここで会えるから

パンクしそうな電車を何度見送っただろう
賑やかなホームはもう僕ひとり
君の家までの道 寝息をたてるブランコ
何を話して帰ろう

君を初めて見つけた夜も
今にも泣き出しそうな顔をしていた
とっさに君の前に落とした自転車の鍵
あの時からきっと

会いたいって本音を言えない僕と
淋しいって素直に言えない君と
似た者同士の二人はここから
世界一お似合いの二人になれる

いつかいつか覚悟が出来たら
この思いをちゃんと伝えるから
二人出逢ったここで伝えるから
今日のところは他愛ない話で…
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