口笛吹き

誰か朝もやに奏でた 寂しげな口笛
合間に一人きり目覚めた どうやら

こんなに足早な季節も永遠を繋げる
僕らはあの夏を忘れた 少しずつ

浮かれた時間すべてが
嘘みたいにすりきれて
面影探すみたいだね

さえずり別れた鳥が
今あなたを連れだして
憧れ宿す瞳は かすかに惑うよう
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