汽笛

また夜が闇をつれてきて君がいなくなったと聞かされた
星のない空を仰ぐ なぎ風に吹かれながら
噂ならよく聞いてたよ あいつと旅に出た話とか
無茶のことばかりしていたね 悪い夢もみたんだね

遠く遠く遠く響く 汽笛の音は
はしゃいだあの頃の君と僕が聴いた音だよ

「最高のオブジェ」なんだよな 弾けやしない赤いグレッチを飾ってさ
笑えるよな そんな純愛は 俺たちには意味のないもの
風まかせ いつも風まかせ 黒いジャケット 小さな背中
目を細めてアイコンタクト こんなにも素敵な世界で
とんだ話 はまった話 この世はいつだっておとぎ話
でも求めた その優しさはいつまでも消えはしない

遠く遠く遠く響く 汽笛の音は
揺らめいたあの日々の君と僕が聞いた音だよ
遠く遠く遠く響く 汽笛の音は
はしゃいだあの頃の君と僕が聴いた音だよ
揺らめいたあの日々の君と僕が聞いた音だよ
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