a familiar empire

何度も考える
あの日のこと
必要だった言葉を
探している

空の色が変わるスピード
歩道で踊る横顔
話したこれからのこと
同じ言葉を聞きたいだけ
何も見えていなかった
見逃しちゃいけなかった
知っている君はもういない
自分のことを信じれなかった

メイクを落とさず
横たわるベッド
今日だけは
なにもできない運命

まだ話をしたそうな
君に気づかないふりした
わたしは大丈夫だから
勝手に生きてどこかに行け
小麦粉でできた体
だらしなくうつった部屋
誰かにつけられた垢
自分も同じ姿になっていた

自分のことを
信じていたかった
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