ともだちの詩

首を吊りそうな君の手を握る余裕もなくて
真っ青な海は今日も狭すぎてとても窮屈です

忌み嫌ってるはずでしょ
あんたにはまだ何もしちゃいない
夢を語り合ったのも既に過去の奥深く沈み

身勝手な人間の性を受け止め続けた代償は多すぎた

進むことも止まることもできずに防衛線張った君の
真ん中撃ち抜いた銃は捨てたけど
願い見つめ合うには遅すぎたみたい
だからせめて気の合わないともだちになりませんか?

首を吊りそうな君を宥めることはできなくて
この呼吸を止めてもやっぱりエラ呼吸はできません

君が望んだわけじゃない
そんなことはすぐに気づいていた
こんな汚い戦いに巻き込んだこと君は怒ってるかい?

忘れるわけはないだろう
涙ひとつ見せれなかったこと悔やんでも

明日を望み8:2を目指した結果論
歌うことが嫌になりそうなとき君は
そっと目を伏せ歪なFを掻き鳴らすだろう
だからきっと今を追いかけることはもうないけれど

君の音はこの左手と共になくなった
今を裁くいじわるな神様は僕だったかな
戦い疲れた君が張った防衛線守るためと
歌うのは綺麗事すぎるのかな?
奪い奪われる それを繰り返す世界
君はきっとそれも仕方がないと笑うのでしょう

君は新たな海で泳ぐんだ
僕は新たな左手が生えたよ
君はどうなの 息はできるかい
僕はそうだね うまくやってくさ
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