龍王岬

大海原を 旅した波が
吼えて飛び散る 龍王岬
南国土佐の 夕日の海よ
夢は捨てまい 男じゃないか
七つ負けても 八つ目の
意地が炎(も)えてる あゝ 桂浜

黒潮踊る 夜明けの海へ
船出しようか 龍馬のように
荒ぶる大志(おもい) やさしく包み
涙隠すか あの娘(こ)の笑顔
花は名もなく 凛と咲く
俺のこころの あゝ 守り花

時代をいくつ 見送りながら
変わることない 龍王岬
飛沫をかぶり 枯れない松に
俺も生きたい 命のかぎり
今も昔も 男なら
天下取る気の あゝ 桂浜
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