晩夏

クラクラ回る足元ふらつく
コンクリートの上揺らめく陽炎
この世は回る止まらずに変わる
昨日なんて明日なんて的の外

知らない知り合いの
乾いたメッセージと
甘ったるい渦の中でまだまだここにいていいかな

荒波に差し込む光に溺れて
腰掛けた段差の熱が焦らす
夏の終わり指す秒針みつめて
どこに向かえばいいの let me know

ダラダラ流るどこまでも続く
川に身を委ねてたどり着くocean view
なるようになるその言葉頼りに
深く吸って深く吐いて息をする

昨日の夕立ちに
誤魔化された足跡
聞こえる波の音にまだまだ縋り付いていいかな

寄せては返す青い線辿って
行く先のないまま地平を漂う
少し肌寒い潮風につられて
くだらない世界を taking off

辺りは静まりぽつりとたたずむ
情けない影が波に消える
夏の終わり指す秒針みつめて
どこに向かえばいいの let me know
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