ひとひらの未来

朝靄に霞む 置き去りの記憶は
誰も僕を知らない場所へ 導いた声

何処に行けばいい? 迫る時間(とき)を止めて

この世界が僕を試す理由を探して
すり減らしたかかとが土を蹴る

はらはらと舞い散る桜
僕をかすめ 季節を変える
色の無い未来を彩ってゆくのならば
願いはひとひら 終わらない

動き始めていく 踏みしめた残像

明日がまだ 誰のものでもないと言うなら
この手でほら 掴めると信じていい?

うやむやに過ぎゆく時間(とき)の
刹那 火影 季節を変える
色の有る未来が そこに息づくのなら
選んだ場所へと 歩き出す

桜舞い散る
うやむやに過ぎゆく時間(とき)の
刹那 火影 季節を変える
色の有る未来が そこに息づくのなら
溢れるこの想いは 僕を揺さぶる光
選んだ場所へと 歩き出す
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