テレストリアル

深い闇の中に バケツいっぱいの
光の欠片がこぼれていく

醒めない夢 月の道化
君を連れ去る暗い世界の果てまで
散りばめられた夜の魔法に
おどけていく

暗みだす空にぽつり吐いた言葉も
心の隙間から逃げていかない
ありふれすぎた どんな何気のない話でも
もう二度と聞けないのだなあ

ずっと届かない一歩を
踏み出せもしないのに
諦めもしないように
君を探していくのだろう

透明なガラスみたいな感情に
あれ? 星が降ったような

冷たい夢 君を隠す水晶のカーテンと
仄暗い世界のレプリカ
ボクと置き去りのままの
“君に触れた” そんな冬の日

ずっと ずっと
君がくれた言葉のどれもを
覚えている

消えない願い お願いもう一度だけ
叶えばもうおとぎの噺
拙い言葉が夜に溶けていく
君に会いたいよう

冷たい夢 君を隠す水晶のカーテンと
仄暗い世界のレプリカ
散りばめられた夜の魔法に
何か聞こえるような

声が聞こえたような
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