シトラスを奪って

どこまでも続くこの道の中で君と
手を取り合い生きていくだけだろう

立ち眩む程の香りが
いつしか僕を惑わせていた

それが嘘の本当ならば
僕はそれで良かったよ

もう行かないで って、言ってみたってさ
いつのまにか消えていっていた
もう行かないで って、言ってみたってさ
もう一度

どこまでも続くこの道の中で君と
手を取り合い生きていくだけだ
シトラス奪って君の元へ
くすぐる鼻を拭って駆ける
垂らした愛の数だけを 君に

擦る目に映るそれはね
いつしかの僕 見た幻で

爆ぜた愛の形を変えて
僕はね 吸い込まれていったの

何も満たさない 押しても出ない
毎日に彩りを と言って
笑った顔で 悪戯にほら
居なくなるんだろうな

絞ったシトラス 酒気帯びの息でも吐いて
苦い目に遭ったとこでお別れ
「こういうのいいよ」って呟く空気纏うは
立ち眩む香り

もう行かないで って、言ってみたってさ
いつのまにか消えていっていた
もう行かないで って、言ってみたってさ
もう一度

どこまでも続くこの道の中で君と
手を取り合い生きていくだけだろう
シトラス奪って君の元へ
もう二度と
君が居なくなるヘマはしないから
包んで全て飲み干してあげる
シトラス奪って僕は踊る
飲み込んだすっぱさそれは愛
僕にとってはこれくらい 君に
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