十二単

ずっと守るよ 褪(あ)せた誓い
すべては 僕が 変えた

碧き地平線から
僕の名前を呼ぶ声が聞こえた気がしたんだ

遠い世界で 出会えたら 君に捧げよう
眩しい 輝きに 浚(さら)われた 僕の 命の 歌を

水面(みなも)に映る 僕の化身(けしん)
君は 幻の十二単(かさね)

待つ末の夜に争いのあと 君の頬に残る涙の跡

泣いて 叫んでも 戻らない 過去と引き換えて
きっと この先も 面影に 心浚われたまま

宙に舞う十二単 (かさね) 胡蝶の夢 麗しき世界へ

永久(とわ)に 響くように 君の名を 呼び続けたなら
眩しい 輝きに 浚われた 僕の 命の 歌を
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