浪花の灯り

逢えば別れの 浮世なら
風に散れ散れ なみだ花
まわり舞台か 道頓堀の
川の流れを 指させば
ゆれてゆれてゆれて身を炎く
浪花の灯り

行くも戻るも ひとつ道
女ごころの みれん唄
恋の名残の 相合橋に
どこか空似の 人の影
呼べば呼べば呼べばほろほろ
思い出ごころ

一度かぎりの 命なら
きっとしあわせ つかみたい
見てて下さい 水かけ不動
生きる女の 夢ひとつ
消しは消しは消しはしません
浪花の灯り
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