レター

「ただいま」っていう声が鼻にかかっていた
何かを隠した目は赤く潤んでいた

頑張った分報われないとさ ちっぽけになるよね?嫌になるよね?
でも誰より頑張ってきたこと 今も頑張ってること私は知ってる

あぁ不安な夜を保証のない明日を探している
あなたへ贈るこの手紙は頼りないけど
数秒でいい 短い愛を届けたいと思ったんだ

何かに押しつぶされそうになるのは それだけ必死だから
もがいては進んでいるから 強く踏みしめてる足音響いた

あぁ孤独な夜も消せない灯りも朝が来るまで
あなたへ贈るこの手紙はつたない文字で
投げ出していいよ 弱くていいよ 間違ってない

不揃いな朝 溶けた孤独も消えてくれるわけじゃないけど
強さも優しさも弱さも隣りあわせにいるから

あぁ孤独な夜に膝を抱えて怯えないで
あなたへ贈るこの手紙は頼りないけど
勝ち負けじゃない 逃げたっていいよ
忘れないで 生きてること
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