よしきりの故郷

あの娘(こ)の流した 笹舟が 夢で今夜も 呼びにくる
泣いて焦がれる 可愛い肩を ひとり偲べば 涙で遠い
ああ帰りたい ああ帰りたい よしきり啼(な)く 故郷へ

二人で舟唄 ききながら 名残り惜んだ 舟着場(ふなつきば)
二年待てよと 言ってた春が いくど来たやら もうすぎたやら
ああ帰りたい ああ帰りたい よしきり啼(な)く 故郷へ

夕餉(ゆうげ)の灯りが なつかしく 胸にちらつく 里ごころ
きっと今度は あの娘(こ)のために 俺は倖せ 探してあげる
ああ帰りたい ああ帰りたい よしきり啼(な)く 故郷へ
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