平地を見ている

幸福に予約はない
どうしてもここにはない
その美しい終わりのために
不確かな今日を確かめる

強敵は揺るがない
どうしても勝ちはない
この自らを分かつために
くだらない今日を抱き寄せる

真顔で繰り出す愛とか夢を
当たり前に笑い飛ばせる日々を
もう誰も死なないでおくれよ
人はすぐに追い越していくけど
もうきっと忘れないでいるよ
ぼんやりでも確かに残っているもの

用済みの感情はない
殺してもいいものはない
その懐かしい景色のために
変われない今日は変えられる

互いに吐き出す愛とか夢を
当たり前に愛せるやわらかな日を
久しぶりに歩いた夜の道
星はない でも (これで) いいと思えた
もう君と歩けないこの道
照らすのは街灯と俺の手
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