愛情物語

愛は迷わず 恋する人の
手の中へ 飛んでゆくこと
もう何がおきてもいいの
私きめたの
楡(にれ)の木陰で 会えばいつでも
両うでに抱いた私を
あの人は めまいするほど
まわしつづける

あざやかに 揺れる若さ
さようなら少女
草原の輝きに 別れ告げる時
栗色の馬に 私は
しなやかなむちを あてるの
駆けてゆく 青春のステージへ

人を愛する 胸のいたみは
なおせない 他の人では
今はただ 燃える瞳を
みればなおるの
河のほとりで 待っているはず
おくれたら 恋はおしまい
あの人に みつめられたら
息が苦しい

あざやかに 揺れる若さ
さようなら少女
草原の輝きに 別れ告げる時
風よりも馬よ すばやく
とまどいの胸を おさえて
駆けてゆく 青春のステージへ

あざやかに 揺れる若さ
さようなら少女
草原の輝きに 別れ告げる時
栗色の馬に 私は
しなやかなむちを あてるの
駆けてゆく 青春のステージへ
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