カメレオン

静かな朝に ハブラシをかけ
違う自分に 変り始めた
感じる程に いとおしくなる
甘えた声の 君が欲しいよ

君は心に鍵を閉めてる
そうたやすくは入り込めない
でも僕ならば SPYのように
忍び込めるはず

昨日から続いてる 近くの街路樹抜けて
窓越しの助手席で 子犬が見つめているよ
鳴り止まぬクラクション 心で響き始めた

空と僕等のもろい隙間
やたら冷たく強い風が
吹き荒れる前に

輝いた涙が枯れるほど
温めたこの想い伝えたい
ミステリアスな舌 包み込む
その身体この時間が止まるまで

眠りから覚めたとき
すべてが夢だとしても
君だけはそばにいて
温もりを感じてたい
いつまでも
かわらない強さで抱きしめるから

愛は微妙に姿を変え流されていく
まるで白いあの雲みたいさ

輝いた涙が枯れるほど
温めたこの想い伝えたい
ミステリアスな舌 包み込む
その身体この時間が止まるまで

鮮やかに季節が移りゆく
この空を僕等は見上げていた
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