世界の果て

寂しい笑顔を浮かべながら
仕方ないと君は笑う
細い手首に鎖つけて
飛べない天使のように

イカサマの囁きよ 嘘をつけよ
願っても叶わない運命(さだめ)ならば
この声よ届け
君のいない世界なんて意味ない
糸よ切れないで

思いがけず走り出した 夜よ明けるな
繋がった体が軋んで痛む
信じ始めてた 心裏腹
素直になれずに傷つけた

思うがまま走り出せば
君がいない未来
胸の奥 空いた穴 風が舞ってる

愛しあえたたま灰になれたら
夢見る記憶から 届かない世界の果て

誰かのフリした抜け殻みたい
いつもみたいに笑ってよ
冷たい手足を包み込んで
終わらない夢を見てる?

口ずさむ旋律に耳を澄ませ
光刺す柔らかな目の皺に
いつまでも続け 君の笑う隣に生きたい
息よ消えないで

繋いだ手離さないで 夜よ終わるな
届いてる?この声 空を睨む
気づき始めてた 言えないさよなら

叶わない願いごと閉じ込めた
瞼の裏に浮かんだ億千の星
曖昧な記憶を結んで叫ぶ

届かない願いなんていらない
霞んだ世界から 触れない君の夢

どんなに遠く離れていたって
君は1人じゃないから
夜を駆ける彗星になって
そっと頬に手を伸ばす

思いがけず走り出した 夜よ明けるな
繋がった体が軋んで痛む
信じ始めてた 心裏腹
素直になれずに傷つけた

思うがまま走り出せば 君がいない未来
胸の奥空いた穴 風が舞ってる

愛しあえたまま灰になれたら
夢見る記憶から 届かない世界の果て
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