愛がわからなくて

そして君は奴の許に嫁いでゆく
熱い恋の名残と 思い出を置いて
たとえば春の夜に 桜の木にもたれて
うつむく君を抱きしめた
潤んだ夏の空に かさねた愛の言葉
このまま時が止まるならば
どうして 人は寂しいのだろう
どうして 笑顔見せよう

あの頃の俺には 愛がわからなくて
わがままなそぶりで 君を傷つけた
冷たい雨に打たれても 君がそばにいた
あの日に時が戻るならば
どこから 風は吹いてくるのだろう
どこから 道は別れたのだろう
どうして 君をなくしたのだろう
どうして 笑顔見せよう

いつでも 喜びの風に乗って
いつでも 春はやってくるから
俺達 一緒だったから だから
祈ってる うまくやりなよ
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