淡雪ーawayukiー

淡雪の中 何も言えずに
ただ君の横顔を見つめてた
2人の距離を埋める一言は
喉の奥につかえてる
今はまだ

手と手が触れて
高鳴る胸に
簡単な二文字がつかえて
雪が止んだら....
と言い聞かせて
必死に空を見上げた

ため息が白く染まるのを
数えながら あぁ
寒さじゃなく雪が
止むことに震えた

淡雪の中で
2人してふわふわり
ちぐはぐな距離はあと数センチ
2人の距離を埋める一言は
喉の奥につかえてる
今はまだ

勇気を出して
差し出した傘
肩と肩が触れ合う距離感
このまま雪が
降り止まぬように
必死に空を見上げた

ため息をつく君の顔が
見れないまま
やけに不安になる
近くて遠い距離

ふりしきる雪の中2人ゆらゆらり
肩と肩がぶつかるその距離に
1秒すらも 愛しく思える
このまま君と2人でいつまでも

淡雪の中
曖昧な空模様
願いかけて
降り止まぬように
雪がやんだら
無言のまま
高鳴る胸に
2人分のため息が重なる

淡雪がやんで
花咲く春がきたら
ちぐはぐな距離も変わってるかな
傘一つ分 数センチの恋
しんしんと降り積もって

淡雪の中で
2人してふわふわり
ちぐはぐな距離はあと数センチ
たった一言 好きだと言えたら
しんしんと積もる気持ち

また明日なんて
ありきたりな言葉で
誤魔化して すぐにまた会いたくて
(Uh-Uh-Uh-会いたくて)
2人の距離を埋める一言は

喉の奥につかえてる
今はまだ
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