MORNINGRISE

窓際で枯れていった花を見ていた
いつか種を落としてまた会えるさ

戻りたいと願っても
あの色は戻らない。
散りゆく花を見て
ふと別れを想った。

“掛け違い、残ったボタンのようだ”と
孤独さえ着飾ってしまえるさ

振り向くその先に
光を見ないように
残した足跡を消すように雨を降らせた

別れのその先に
はじまりの音がする
確かなものだけを抱えて僕らは行く
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