なりたい自分

物心つく頃には
おもちゃのマイク片手に持って
歌い踊り 時を忘れた
そんな私を見るお母さん
笑って喜んでくれた

もっと褒められたくて
夢中で練習した日々
そしていつしか憧れた世界は
目の前に届きそうで

だけどなんでだろう
あのころのワクワクは
どこかに置き忘れたみたいに
どんどんぼやけていく
夢見ていた姿 もうずいぶん見ていない
あのころのお母さんの笑顔のように
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