白いミモザ

ごめんよ 泣き虫のおまえに
さよならが 言えない……

白いミモザの 花が零(こぼ)れる
二人の旅は ここで終りね
ためらいながら はずした指輪
胸に抱きしめ 泣いていた
ああ‥‥もたれた肩が 震えていたね
俺を泣かせた 夜明けまえ

淋しがりやで すぐ涙ぐむ
想い出たどる 二人の暮らし
悲しい夢に 慣れているのと
心変わりを 責めもせず
ああ‥‥このままおまえ 離したくない
可愛い笑顔 忘れない

あれから二年 訪ねた街は
白いミモザが 夜空に揺れて
離さないでと おまえの声が
今でも残る この胸に
ああ‥‥別れの街は 想い出ばかり
泣いておまえが 呼ぶように
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