衛星十七号

僕の書いたシナリオはこうだ
きっと成功するはずなんだ
変わらない毎日はごめんなんて君と作戦会議したよな
透き通る晴天の彼方
あの衛星は見えていますか
踊るようにロケットは舞い上がり
海の真ん中落ちてった

カンカンカン照りの視界が歪んだ
アスファルトから蒸気が上がり
錆びついたガードレールの向こう側が霞んで消えてった
大人になったはずの僕ら
諦める意味を知っただけで
唇噛み締みて生きることに納得は出来なかったんだ

やぶれかぶれのエンジンで
どこまで届くかな、なんてさ

バラバラな記憶のかけらを
拾い集める
雲の向こう狙いを定めて
ボタンを押す
終わるまで終わらない日々に
嫌気がさす
口に出しそうになった言葉を
飲み込んで歩く

溢れる涙は全部
僕の家の庭に撒いてやる
そこに名も知れぬ花が咲いたら
花束を作ってあげるから
世界はやけに輝いて
そりゃ消えたくなる日が続く
こんな気持ちも全部まとめて
大気圏まで飛ばしてやろうぜ

8小節の夢のつぎはぎ
心地よい言葉を差し込み
踊り出す心は君とポリポリ
食べた砂糖菓子みたいだった
相変わらず 不揃い不恰好
ロケットたちが海へ飛ぶ
行き先はどっちだっていい、なんてことは
口が裂けても言うものか

珍しく君がさ
名残惜しそうにしたからさ

バラバラな記憶のかけらを
拾い集める
雲の向こう狙いを定めて
ボタンを押す

僕の書いたシナリオはこうだ
きっと成功するはずなんだ
変わらない毎日はごめんなんて君と作戦会議したよな
透き通る晴天の彼方
あの衛星は見えていますか
踊るようにロケットは舞い上がり
海の真ん中落ちてった

書いたシナリオはこうだ
きっと成功するはずなんだ
変わらない毎日はごめんなんて君と作戦会議したよな
透き通る晴天の彼方
あの衛星は見えていますか
踊るようにロケットは舞い上がり
海の真ん中落ちてった
×