終わりのない旅

あんたがおんなで
あたしが男なら
その肩を抱きしめてあげたい

朝の光が 夢をさらって
吸い込まれて行く 都会
人の流れに 肉体を預け
昨日 読みかけの今日が始まる
終わりのない旅だよ
ゆっくり歩けばいい
私がすぐ側にいるから
ビルの日陰に 腰を下ろした
天使たちの声が 寂しく笑ってる

疲れ果てた その心身を
すべて広げ 見せてごらんよ
生きて行ける
明日から始まる
確かな夢を その手に
心の奥に 休む勇気を
終わりのない旅だから

あんたがおんなで
あたしが男なら
その肩を抱きしめてあげたい
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