センチメンタル・ウィンド~感傷風~

5分遅れた君が
ガラスのドアをくぐる
4年ぶりのほほえみ
ぼくの前に座る
電話してごめんよ
とても迷ったけど
少し不幸だって
噂に聞いたから
街は冬へ急ぎ足 風の口笛が
黙って向き合った 胸に忍び込む
人生が ふたつあれば
君のすべて 守るのに

彼を選んだ君を
少しも責めなかった
女は先に若さを
卒業して行くから
この店に流れる
歌も変わったけど
君が遠くを見る
瞳は変わらない
ぼくの中の少年が 君を忘れない
まぶしく輝いてた 君を忘れない
男には 失なっても
生きつづける 愛がある

街は冬へ急ぎ足 風の口笛が
黙って向き合った 胸に忍び込む
人生が ふたつあれば
君のすべて 守るのに

人生が ふたつあれば
君のすべて 守るのに
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