冬の惑星

君は冷たい風に揺られて
目を覚ましたスカラベ
始まりの時と場所を間違えて
花も無い季節

柔らかな白に包まれた街
見渡せばモノクロ
淡い太陽を跳ね返した背中で
色を添える

息を染めて 歌う 小さな歌
身体だけが 野晒し
空に響いてく

冬の惑星 寒ささえもエナジー
言葉を超えて 心地良いメロディー

うつむくことも後退りも君にすれば前向き
いつかたどり着く銀河を目当てに
転がす雪の実

進むほどに 遠く 膨らんで
この星まで 超えて
空に浮かんでく

冬の惑星 遥か雲を抜けて
千のはじまり 真白な新しい星
冬の惑星 寒ささえもエナジー
言葉を超えて 心地良いメロディー
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