孤独の男

星が降る夜 ベッドの中
眠れぬ夜 ひとりっきりで
あんなことも こんなことも あったっけと
つぶやくだけの
ただただ生きてるだけの毎日さ
夜明けが青へと向かうよ
しかしわたしは こんなものを
孤独などと呼んだりしない

沢山の友 楽しい夜 まなこ閉じれば
見えてくるんだよ
どこかへ行きたいとさえ思わない(なんて)
本当は旅にも行きたい

月も泣いてる いやもう朝
夜明けがもう白んでしまう
まなこ閉じれば この部屋には
緑や森や小池もあるさ
行き交う 友人 皆 声かけてく
応じるわたしは満足
だから目をあけ
あえて言おう
これはまだまだ孤独じゃないと

沢山の友 楽しい夜 まなこ閉じれば
見えてくるけれど
眩しい陽光(ひかり)を いつしか浴びたい
生きてる みたいに 生きたい
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