12才の旗

「今夜は赤飯だー!」

どこまでも青い空 そんな清い朝のこと
目覚めた私 シャワーを
浴びようと白い ショーツおろした
そのとき 私の目に
国旗がひるがえった
我が祖国の旗が
12才の日にひるがえった
恥ずかしいとか 大人になったとか
どうでもいいことは おいといて
それは美学

どこまでも澄んだ空 そんな清い朝にこそ
初めての日は 似つかわしい
これから毎月 祝日にしよう
高まる胸の奥で
国旗がたなびいている
我が祖国の旗が
12才の日にたなびいている
ハレ・ケ・ケガレじゃ ケガレの血ではあるが
私にとっては ハレなのだ
それは美学
万歳
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