君を待ち続けていた

色あせた雨だった
街行く人駆けだしてた

意味もなくしゃべってた
ただクルマ走らせてた

微笑みも 相づちも
まるでぜんぜん寒い色になっている
僕の瞳は

君を待ち続けていた 愛が映っていた
その指先で僕の 世界に触れて
僕は君の心に つながれた旅人
曖昧な言葉は君の前で 消えてゆく

色あせた雨だった
街はグレイに染まってた

意味もなく歩いてた
ふたり別の傘さしてた

沈黙で ため息で
先にどんどん寒い冬に向かってく
君の瞳は

僕だけを見つめていた 愛で潤んでいた
白い波のしぶきに はしゃぎながら
君は僕に永遠を 映してた夢人
変わりゆく季節が別の道に 連れてゆく

君を待ち続けていた 愛が映っていた
青い夏の日差しに 手をかざして
あの頃信じ合えた 時を忘れたような
その瞳が痛い

僕だけを見つめていた 愛で潤んでいた
白い波のしぶきに はしゃぎながら
僕も君に永遠を 映してた夢人
あの夏の天使が胸の中で 踊っている
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