森の恋人たち

裸足のままで あなたと歩いたの
森の中 ふたりは 迷子のように
歩きつかれて いつの間に 無口になって
傷ついた翼 たたんで 抱きしめて

やさしい光に つつまれたら 瞳を閉じて
もう一度 くちづけ 燃える草の香り
もう二度と ふたり 離れないように

誰にも秘密 あの夏
あなたは私を愛した
美しい季節 フィルムに 閉じ込めて
永遠に 時を止めるの

もう一度 くちづけ サヨナラは言わないでいてね
もう誰も ふたり さがすこともない

誰にも秘密 あの夏
私はあなたを愛した
美しい夢は とても儚くて
ひとり 森の中さまよう
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