舷窓

立ちこめる煙をかきわけて
はじめての 緑を焼きつけた

言葉を忘れて ひとときの夢
はじけて消える 泡のような
遠い昔のふたりの日にも
すぐに知らせられたなら

今はまだ淡い夢の中で
でたらめで 変わらない愛だけを

言葉を忘れて ひとときの夢
はじけて消える 泡のような
忘れられないことはそのまま
うつろなまま輝いて
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