浄歌

救われない 世人の悲しみ
私の身体を巡り 何処へ往く

長い 長い 旅の途中
循環は 繰り返されて
深い 深い 闇の向こう
生命は 浄化されていく

さぁ 行こう 世界の穢(けが)れよ
私へと 創(はじ)まりへと 還りなさい
差し出したこの腕は あなたを守るため
満ちては降り注ぐ 永遠(トワ)のような光

記憶の葉先から零れ 落ちていく
涙の雨が枯れる頃に 何を識(し)る

思い残したまま 散りゆく
誰かの 数多の夢よ 眠れ

さぁ 行こう 標(しるべ)なき道を
鳴り止まぬ その痛みを 赦しなさい
終わりゆく宿命なら 全てを引き受けよう
愚かで 愛おしい 今を生きる者に捧ぐ

Agree tiara
空に祈りを
Agree tiara
神に祈りを
救いたもう

澄んだ水に 落ちる濁り 清め癒す 呪縛
黎明のとき それは何度でも 訪れる
―――願え。

さぁ 行こう 世界の穢れよ
私へと 創(はじ)まりへと 還りなさい
この身 果てようと 構わない
この腕は あなたを守るため
満ちては降り注ぐ 永遠(トワ)のような光
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