スコール / Squall

かりそめの サスティンが
遠い夏の空に響く
遠くから 通り雨
傘を広げ恋も開く

青い林檎を齧って
死んだつもりで眠り続けても
夢のかけら手のひらから溢れ
モノクロームの溜め息がひとつ
永遠に続くものはないさ
降りしきる雨も止んでしまうように

ぼんやりと 鳴り響く
雨音に煙る ラヴソング
ポツポツポツ 通り雨
傘を広げ夢も開く

青い林檎を齧って
死んだつもりで眠り続けても
夢のかけら手のひらから溢れ
モノクロームの溜め息がひとつ
永遠に続くものはないさ
真夏の通り雨がぼくの胸を濡らし
通り過ぎて行く

銀色に輝く空の下で
きみと夕涼みした夏の終わり

青い林檎を齧って
死んだつもりで眠り続けても
夢のかけら手のひらから溢れ
モノクロームの溜め息がひとつ
永遠に続くものはないさ
胸につかえた林檎のかけら
明日は誰にもわからない
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