鬱夢くたしかな食感

この街の似合わない宮殿
みんな言わない 喉のつまり
透明なステージ

太陽が役目 終える頃
開く扉 素通りする
日々それぞれ

一度くらい蘇るかな
錯覚とひらひら
声のない仲間

ひとり違う心を隠して
開く扉 交互にする
もう帰れないか

いつかは 世界だって救う
まだ言えない 種明かし
可笑しさ 誰も気づかないなら
悪い夢だって 綺麗になる?
昔見た ひかりへ
身支度さえできない
舌が痺れる
たしかな味は
ここに引き留める幸い

祈りのなか

予感に今 鍵を掛けて
自由に操れるのなら
優しくなりたいなんて
ホーリーな勝手
今日も夢見た

可笑しさ 誰も気づかないなら
悪い夢だって 綺麗になる?
昔見た ひかりへ
身支度さえできない
舌が痺れる
たしかな味は
ここに引き留める幸い

祈りのなか
懐かしい声を
探している
まだ帰れないか
×