申し訳ないが気分がいい

ぬけるような空が痛い
風がヒゲに遊んでゆく
申し訳ないが気分がいい
全ては此処につきるはず
どうしてこんなに 当り前のことに
今まで気づかなかったのか

緑が瞳をえぐり出し
谷川と鳥たちのうた
申し訳ないが気分がいい
全ては此処につきるはず
どうしてこんなに 当り前のことに
今まで 気づかなかったのか

土と緑と動くものと
水と光とそして私
今はじめて彼らを知り
今はじめて私を知る
今この時 私は私を
人と 人と名付けるのだ
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