水色になる

朝方は一人にならせて
重ねる肌より大切なこと
静かな風に揺られて
想像の中で君をあたためる

まだ暗い部屋の片隅に
重ねる肌 気が遠くなってしまう
君といると私は綺麗だ
そう錯覚させられる

幸せとか楽しいとか言葉にするのは素敵さ
喋らなくても充分だけど

君の美しさに私は無理やりにでも
蕩けた顔をして離させない

純情のかけひきの終わりを
考えること もうしない

朝方は一人にならせて
満たされるより必要なもの
君のことしか見ていない
この頭少し冷やしたい

そっと顔を近づけて
恥ずかしくてそらしてしまう
君の纏う空気全てを
この身体で飲み込みたい

普通でいい どこでもいい
ふたりでいるなら素敵さ
雨も好きになる 水色になる

君の美しさに私は無理やりにでも
蕩けた顔をして離させない
名前をつけたくはないこの生活の
続きが一人じゃないこと奇跡さ
君の鼓動を感じて
永遠に抱きしめ合っていたい
純情のかけひきの終わりを
考えること もうしない
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