fall fall fall

夜になると悲しみが
手足をつけて暴れ回る
僕はそいつの手をとってさ
最上階へと駆け上がるんだ
傷を舐め合って
落ちていこう
夢も希望もここにはないから
生きている実感を得るための痛みを
fall fall fall

教科書通り生きる君は
一体何を得てきたのか
馬鹿なふりをして
逃げて来たんだろう
その付けが 今
まわってきたんだ

傷を見せ合って
夜を明かそう
描くような明日(みらい)はここにはないけど
生き絶える実感を得るための痛みを
fall fall fall

落ちるところまで落ちていけばいい
その足で また歩けるまで

傷を舐め合って
落ちていこう
夢も希望もここにはないから
生きている実感を得るための痛みを
fall fall fall

飛べないその両手で
隠した傷跡を
君も少しだけ愛してみせてよ
わずかな灯りを得るための痛みを
fall fall fall
fall fall fall
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