透明

あぁほら悲しみが君をさらってしまう前に
ひとりじゃ溶けてかないから僕が僕がそばにいるよ

初めてのことじゃない よくあることでもない
触れた肩の向こう 悲しみがそっと覗いた
こめかみが痛いな 君より先に流れる透明
「平気だから」と言わせてしまう 僕は情けない

何を捨てて選んでいく 残したいものはなんなのか?
もがきながら進んでいく飾らない姿を映した

あぁほら悲しみが君を奪ってしまう前に
今なら温めて溶かしてゆけるはずだろう
あぁその微笑みを少しでも長く見れるように
僕はただここであの日の夢の続き探すよ

「ごめんね」を繰り返し ボロボロになってまで
神様のいたずら 目には映らない苦しさも

どこへ向かう旅なんだろう?痛みだけが消えないままで
終わりまでの直線を伸ばしてく姿を消さないで

あぁその悲しみが君の全て染めてしまう前に
今ならこの手のぬくもりが届くはずさ
あぁその横顔に何も流れたりしないように
僕はただずっとフィルムに君を映し続けよう

あぁその悲しみが君をさらってしまわぬように
どうかどうか心は透明なまま
あぁその微笑みを少しでも長く見れるように
目と目合わせて二人の時を繋ぐ 永遠の愛を誓って生きるよ
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