ため息は機関車のように

手に入れるために失った
失うために手に入れた
どっちが先なんだろう?
分かりはしないけど
繰り返して行くんだろう

着古した帽子を深く被って
足下だけを見つめて歩いた
すれ違う無数の声は
はしゃいだり とぼけたり
そのうちいなくなるんだろう

機関車のように溜め息を吐き出して僕は行くのさ その先へ
正しさは今も見抜けないよ あきらめがつかないだけだよ
キミと同じで

どこからが本音でどこからが
その場しのぎで作り上げた
大嫌いな自分なんだろう?
言葉で濁した
苛立ちは消せないだろう

うなるような飛行機が風を揺らして
肩を叩かれた気がしたんだ
振り返って立ち止まったら
少しだけ気が抜けて
キミのこと思い出したよ

ぼやける空を何度もこすって 泣いてるみたいに見えたら気のせいさ
誰にもこころは操れないよ あきらめたふりしてるだけだよ
キミと同じで

分かりはしないけど
繰り返して行くんだろう

機関車のように溜め息を吐き出して僕は行くのさ その先へ
正しさは今も見抜けないよ あきらめがつかないだけだよ
キミと同じで
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