わすれないように

わすれないように
僕はうたいつづける
いつもの道を坦々と歩きながら
聞こえてくるのは変わらない線路の音
あと少しだけ寒くなったかも

国道を越えたあたり
錆び付いたブランコがあったろう
今までは揺られてただけ
そっかいまもそんなに変わらないや、
変わらないな

わすれないように
僕はうたいつづける
いつもの道を坦々と歩きながら
100年後もきっと、嗄れた声でうたってるから
気が向いたあなたがいつでも、
帰れるように

わすれないように
今日もうたいつづける
見えてた景色が信じられなくなったときにこそ
どこかで見ているあなたを思い浮かべるの
どうしようもなく、途方もなく、ただ行き場をなくしてしまっても

気づけばきっといつかは
戻れる気がしてるよ

変わらないでいてくれたから
誰よりも、変わらずにいたいんだ
どこにいたって

わすれないように
ぼくはうたいつづける
いつもの道を坦々と歩きながら
100年後もきっと、嗄れた声でうたってるから
気が向いたあなたがいつでも…
100年後もきっと、おなじうたをうたってるから
気が向いたあなたがいつでも、
帰れるように
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