夜汽車

夜明けには粉雪が
景色を変えるでしょう
凍てついた暗闇の
奥へ、奥へと夜汽車は走る
愛はお祭りですか
笛や太鼓のにぎわいに
浮かれても、はしゃいでも
夢のまんなかでサヨウナラ
ハラハラ このからだ元に戻してと
ハラハラ 泣きながら
破った写真つなぎます

堅いイス揺れるたび
思い出が突き刺さる
冷めたお茶 くちびるが
熱いくちづけしのんではじく
いつも寝物語りで
明日を約束しましたね
赤い糸見えていた
あの日、あの頃がなつかしい
ハラハラ しあわせになれと言われても
ハラハラ あなたより
いい人どこで見つけるの

ハラハラ このからだ元に戻してと
ハラハラ 泣きながら
破った写真つなぎます
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