エトランゼ

赤い月がのぼれば シュロの影 黒く鋭る
喉を潤すジンは一瞬で汗に変わる

君はリネンのシャツの 胸元ひらいて
濡れた瞳で誘う 束の間の恋へと

C'est la Vie, l'amour 罪じゃない
エトランゼの今なら
狂おしく 抱き合えば 闇が熱い

秘密見ていたように 熱帯の鳥が騒ぐ
夜の吐息の中で 籐椅子にもたれていた

たった2時間前に 愛し合ったひと
スーツ・ケースとともに リムジンへ消えてく

C'est la Vie, l'amour 罪なのは
君の視線だけだよ
記憶へと刻まれて 僕を見てる

C'est la Vie, l'amour 罪じゃない
エトランゼでいるなら
もう一度 出逢っても ふりむかない
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