小さな海の絵本

君は ひなげし
だまって 砂丘に立っていた
むぎわら帽子 ほうり上げて
ぼくのところへ 馳けおりてきた
それは だれも知らない
閉じてしまった
小さな海の絵本

君は そよかぜ
だまって 小舟揺らしてた
貝がら一つ 耳に飾って
ぼくとならんで 夕日あびてた
それは だれも知らない
閉じてしまった
小さな海の絵本

雲となぎさとそして指きり
小さな愛の絵本
小さな愛の絵本
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