終の住処

一番鳥が鳴くころに 寝ぼけまなこをこすりながら
まだ夢の中 お前横目に 燗冷め徳利あおって
しばらく逢えないね 淋し過ぎる 夕べの約束忘れてないから
男は世間の 大きな波にもまれながら
夢をつかみ必ず お前の本当の笑顔の為に
帰って来るさ 二人だけの 終の住処へ

一番列車が動き出す お前今ごろ目覚めたろうか
そっと置き手紙 読んで泣かずに しっかり待ってていてくれ
お守りがわりに お前の写真 真っ赤なハンカチ胸にしのばせ
女は静かに 愛を信じて暮らしていれば
いつかきっと笑って お前をしっかり抱きしめる為に
帰って来るさ 夢に見てた 終の住処へ

男は世間の大きな波にもまれながら
夢をつかみ必ず お前の本当の笑顔の為に
帰って来るさ 二人だけの 終の住処へ
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