俺は本当に生きてるだろうか

これはと言える 何事もせず 一日過ぎた日
そんな日ばかり ただだらしなく 一週間も過ごすと
心沈んで 虚しさつのり 自らを責める
お前本当に 生きているのか 生きているのかと
万に一つ 運を受けて 生まれ出でた この
かけがえない 命活かす 挑み無くて 何の人生
ついつい怠惰に 流れる暮らしを
見返り自分を 諫めてみる
お前明日こそ 生きてみるかと また改めて 問う

冷え冷えとした 世を生きること それだけで辛い
まして遣り甲斐 生き甲斐なんて 容易く手には入らず
もともと生きる 意味やら価値は 所与のものじゃない
自分で選び 創り出すもの そう嘯(うそぶ)く風
何の為に どんなことを 何処で為すか この
一度だけの 命活かす 励み無くて 何の人生
ついつい俯く 心を蹴とばし
希望の地平を 眺めてみる

怠け心を ふと抱え込む 日々を顧みて
また責め言葉 お前本当に 生きてるだろうか
自分ながら 諄(くど)い詰問 情けないと 思う
けれどこれが 俺の性分 捨て難くも 諦め知らず
夕陽を鏡に 自分を映して
自ら責め立て 鼓舞して行く
性懲りもなく 俺は本当に 生きているかと 問う
×