海と自転車

近頃彼女は 素敵な服着てる
どうしたらあんな風になれるのかな、って
今頃あいつは 気取った曲聴いてる
届けた想いは、報われないまま

知らない気持ち 抱きしめながら
潮風あびた あくびが出た 夏のようだな

「君なんて嫌いさ」 自転車漕いだ
強がりながら眺めていた 海がちょっと眩しい
いつだって青いな さよなら言った
背中が遠く揺れる

ひとりの彼女は 涼しい顔してる
いつかはあんな風になると、決めてみる

絡まる気持ち ほどけてすぐに
ウミネコ鳴いた 空を飛んだ
夏のようだな

幼い覚悟さ 受け止めたいな
夢見る頃に戻りたいけど 今がちょっと愛しい
いつだって君は わかっていないな
気まぐれ 雲が揺れる

ペダルを踏み込む スピード上げてく

知らない気持ち抱きしめながら
前髪上げた 涙が出た
夏のようだな

「君なんて嫌いさ」 自転車漕いだ
強がりながら眺めていた 海がちょっと眩しい
幼い覚悟さ 好きだと言った
背中を追い越してく
いつだって青いな 自転車漕いで行くわ
もうすぐ、追い越してく
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