真夏のサイダー

冷蔵庫から取り出した
君が好きだったもの
グラスの中にゆっくり注いだ
溶けてく氷がぶつかり合って
会いたいな喉の奥、ギュッとなる

残った君への想いは
青色の夏の風で冷まして欲しい

真夏のサイダー
弾けていたんだ
君と笑えば明日があった
真夏のサイダー
思い出にして
さよならにきっと意味があるわ
しゅあしゅわ

机の上には君がいっぱいのスケジュール帳
まるで時間が止まったみたい
挟まったテーマパークのチケット
触れた手と手
赤い顔、うつむいて隠してた

笑い話になるかな?
新しい夏の風よ
背中を押して

真夏のサイダー
分かっていたんだ
このままじゃ甘いだけのままって
真夏のサイダー
大好きだった
さよならまでが愛情だから
ばらばら

失くしたくないものから
順番に離れてくの、ずるい神様
その度少しずつ強くなれてるのかな?

真夏のサイダー
まるで魔法が解けてしまうみたいに
真夏のサイダー
泡が消えたら
じゃあね、それぞれ歩いて行こうか

真夏のサイダー
弾けていたんだ
君と笑えば明日があった
真夏のサイダー
もう連れ去って
さよならにきっと意味があるわ
しゅあしゅわ
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